ブロックチェーンの活用事例

リクルートのブロックチェーン関連の取り組みについて整理する。

リクルートのブロックチェーンに関する取り組み

リクルートのブロックチェーンに関する取り組みを整理します。

リクルートテクノロジーズがブロックチェーンの実証実験(2016年5月)

2016年5月、リクルートテクノロジーズはブロックチェーンを活用した実証実験を実施しました。詳細については、以下の記事をご覧下さい。

株式会社リクルートテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下:リクルートテクノロジーズ)は 4 月 25 日、ascribe GmbH(本社:ドイツ・ベルリン、CEO:Bruce Pon、以下:ascribe)と技術協力し、ブロックチェーン※1 技術を活用した共同検証プロジェクトを開始したことを発表します。
金融業界での活用に注目が集まるブロックチェーン技術を、将来的にはリクルートの持つ多様なビジネス領域に応用できるよう、実利用シーンを見据えたサービス開発の可能性を探ることを目的としています。リクルートテクノロジーズでは、ブロックチェーン技術をどのように活用できるか、実践的に検証することを狙います。検証用の活用シーンとして、転職活動者と企業の採用担当者における利用を想定。次世代ブロックチェーンデータベースを開発・公開するなど、業界をリードする一社である ascribe と連携し、履歴書公証データベース※2 のプロトタイプ開発を開始しました(データは全てテスト用に架空のものを用意しています)。※3現在、転職活動者は、転職希望先の企業に、卒業証明書や過去に在籍した企業の所属証明書など様々な公的証明書を提出する必要があります。履歴書公証データベースが実現すれば、今まで紙を用いることが一般的だった契約や公
的証明書の確認を、ブロックチェーンのデータベースを通じて実施可能になります。
その結果、転職活動者が複数の公的証明書を収集する労力が軽減される他、
採用する企業にとっても、詐称の心配なくより安全に、機密文書である公的証明
書を取り扱えるようになることが期待されます。

参考:リクルートテクノロジーズ、ブロックチェーン技術のビジネス活用を視野に検証を開始

ShoCard,Incへの出資を実施(2017年8月)

リクルートホールディングズは、ブロックチェーン技術を活用した個人認証プラットフォームを提供するShoCard社へ出資を行いました。詳細については、以下のプレスリリースをご覧ください。

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄、以下リクルート)は、投資子会社である合同会社RSPファンド6号を通じ、ブロックチェーン技術を活用した個人認証プラットフォームを提供するShoCard, Inc.(ショーカード、本社: 米国クパチーノ、CEO: Armin Ebrahimi)への出資を実施しました。

1.本件の目的

ブロックチェーン技術はさまざまな分野で応用が期待される新しい技術です。今回の出資を通じて、同技術を活用した認証ソリューション事業の拡大にShoCard, Inc.と取り組んでまいります。ShoCard, Inc.は今回の資金調達を通じて、新たな市場の展開を進める予定です。

2. ShoCard, Inc.の概要

ShoCard, Inc.は、ユーザーが一度個人情報を登録すると、それ以降は許可された相手に対して情報の参照権限を柔軟に変更できる認証プラットフォームを提供します。これを活用することで、複数の企業間での横断的な相互認証が可能なため、サービス毎の本人確認作業を省略することができます。また、同社のプラットフォームは、パブリックブロックチェーンを活用することで、高セキュリティ、低構築・運用コストを実現しています。現在、大手航空会社、政府機関、クレジット会社、銀行や他の金融機関で同プラットフォームが利用されており、今後通信、医療、自動車会社にも導入される予定です。なお、今回の資金調達に合わせて、同社より企業内でのID運用管理を軽減するシングルサインオンの新製品「ShoBadge」(ショーバッジ)が発表されています。

参考:リクルートHD、ブロックチェーン技術を活用した個人認証プラットフォームを提供するShoCard, Inc.へ出資

アイドルフェスでブロックチェーンを活用した実証実験(2017年10月)

2017年10月、リクルートテクノロジーズはアイドルフェスを舞台にブロックチェーンを活用した実証実験を実施しました。詳細については、以下のプレスリリースをご覧ください。

株式会社リクルートテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下:リクルートテクノロジーズ)は2017年10月14日、ブロックチェーン技術の活用用途検証を目的とし、「IDOL DIVERSITY Powered by No Maps(以下IDOL DIVERSITY)」というアイドルフェスを舞台に、スマホゲームアプリを活用した実証実験を行います。今回の実証実験は、リクルートテクノロジーズの研究開発機関アドバンスドテクノロジーラボ(以下ATL)と「No Maps」のコラボレーションにより実現しています。金融業界での活用に注目が集まるブロックチェーン技術ですが、ATLではこれまでも、ブロックチェーン技術の活用用途拡大を目指し、実証実験を実施してきました。(※1)今回は、「IDOL DIVERSITY」というリアルイベントを舞台に、ブロックチェーン技術を利用した、電子ポイントの個人間取引の検証を行います。この実証実験を通じて、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨の導入に対するハードルを下げ、金融分野だけでなく、コンサートやフェスなどのリアルイベントにおける「揮発性通貨」(※2)としての利用・拡大が期待されます。

参考:リクルートテクノロジーズ、2017年10月14日(土) アイドルフェスを舞台にブロックチェーン技術を活用した実証実験を実施!

個人的な見解・考察

個人的な見解・考察は以下の通り。

リクルートは数年前からブロックチェーンに関する実証実験に積極的に取り組んでいます。最近では、クリプトファンドを立ち上げるとの話もあり、今後の展開には要注目です。