ナスダックCEOのICOに対する見解を整理する。

ナスダックCEOのICOに対する見解

ナスダックCEOのICOに対する見解を整理します。

2017年10月:ICOには関与しない

世界の大手取引所NASDAQにてCEOを務めるAdena Friedman氏は、ジョージタウン大学で開催されたFinancial Markets Quality Conferenceで講演し、ICOを実施する側が投資家保護および情報開示の基準を欠いていると述べました。ブロックチェーンを使ったトークンは、ICOを通して販売され、新しいネットワークの開発を開始するための資金となることもありますが、ICOは詐欺の流行を招くとの批判も受けており、世界中の規制当局から注意を引いています。フリードマン氏は以下のように語っています。

私はICOは試験段階の概念だと考えます。ナスダックがそのような段階のものに関わることは通常ありません。

2018年4月:ICOにおける個人の投資家保護を強調

ニューヨークで開催されたMITスローン会議での講演において、「個人投資家はICO投資において保護される必要がある」と主張し、ICOは証券法下で管理されるべきだとの考えを示しました。同じ会合に参加したバンクオブアメリカのブライアン・モイニハンCEOも仮想通貨に言及し、不正に使用される可能性を指摘。匿名通貨のアイディアが良いことにつながることはないとし、「潜在的なリスクがある」と警告しました。

2018年6月:ICOに対して懸念を表明

2018年6月、フリードマンCEOは「フィンテックの未来」というカンファレンスで講演し、ICOは個人投資家を搾取しているとした上で、ICOプロジェクトに対して「深刻な懸念」の意を表明した。

(ICOは)ルールがないのも同然だ。企業が否応無しに投資家からお金を取る一方で情報や管理体制を明らかにしないなんで、私にとっては投資家の搾取のように聞こえる

フリードマンCEOは、詐欺的なICOの犠牲者はたいてい投資初心者で、ほとんどの場合で必要な情報をとってこれないと強調しています。

ICOの領域では必要な情報がない。それなのに買い手の全てが個人投資家だ。透明性や規制の欠如、責任の所在が不明確なことに対して私は大きな懸念を抱いている

個人的な見解・考察

個人的な見解・考察は以下の通り。

ナスダックはICOに関しては消極的な見解を取っており、その点については理解しておく必要がありそうです。